みなさんこんにちはー！

営業部の土性です＾＾

本日は、先日「農産部」に行かせて頂いたので、体験レポートをしていきたいと思います！

農産部の朝は早いです。私はおうちから崎枝のパイン農場まで車で30分ほどかかるので、朝5時に起きて用意をして、6時前のまだ真っ暗なうちに家を出て、6時半には仕事開始です！崎枝農場に着くまでに曲がらなければいけない道が暗すぎて分からず二度通り過ぎてしまいました（笑）

農場に着いて、一番最初の仕事は、島唐辛子の収穫からでした。

収穫した島唐辛子を一つその場でかじらせてもらったのですが、少しかじっただけで10分ほど舌が口の中に仕舞えなくなるぐらいには辛かったです！（笑）そんな辛さの中でも旨みがしっかりあって、「でも、おいしい！！」と断言できる美味しさでした！収穫してかごの中に入った島唐辛子たちは赤くてとてもかわいかったです♪

唐辛子の収穫が終わった後は、これから育てていきたいモノたちのビニールハウスを案内していただきました。

こちらは「アテモヤ」というもので、『森のアイスクリーム』と呼ばれる果物です☆

↑このような実をつけます。

こちらは「レモン」です！レモンは意外にか弱い植物で風にも弱く、日光にも当たりすぎると枯れてしまうらしく、石垣の気候では育てるのがかなり難しいみたいです。

こちらは「アボカド」です！アボカドは品種によって午前中に雌しべが咲いて、午後に雄しべが咲くものと、その逆で午前中に雄しべが咲いて、午後に雌しべが咲くものがあります。その為、一つの品種だけでは受粉することが出来ないので、違う品種を必ず育てる必要があります。なにもかもが知らないことだらけで目から鱗でした。。。

次にさせて頂いた作業は、パインの除草作業です！有機パインは農薬を使えないため、雑草がぐんぐん育ちます。パインの葉よりも大きくなった雑草はとてもしっかり根を張っていて抜くのも大変です。力いっぱい引き抜いて何回かしりもちをつきました。。それにパインの葉っぱがかなり凶器で手や足にザクザク刺さります。私はハワイ種だったのでトゲが少なくまだマシでしたが、ボゴール種の時などはもっと葉にトゲがあるので手足がボロボロになり、服も破けるらしいです。。

去年有機パインはイノシシの被害にあい食べられてしまったので、畑の角に「ウルフくん」という機械がおいてあり、赤外線で何かが近くを通ったのを感知すると、様々なバリエーションで大きな音が鳴り、イノシシを追い払ってくれます。これが近くに何も通らなくても、30分に一回音が出るようにできています。その中で面白いセリフがあり、何回かに一回、「俺は絶対にお前を許さねえ！！」と叫ぶのです。私が笑っていたら、一緒に作業させて頂いていた方が、「これは農産部の部長の心の声らしいよ。」と教えてくれてさらに笑いました（笑）

除草作業の後はパインの植え付けをするための畑を作りました！パインの畑は酸性が適しており、赤土です。

畑を耕す前に、大きな石を手作業で取り除きます。大きな石があるまま耕す機械をかけると機械が壊れてしまうのでこの作業は大切です。石を大体どけたらロータリーという土を耕す機械をかけます。

←ロータリー

ロータリーをかけて頂いている間に、有機パインの苗を取りに行きました。パインの苗は、冠芽（かんが）というパインの頭の部分です。これは、苗を植えて実をつけたパインの株のみが、孫株をつけるのでそれを取って保管しています。

←大量の苗です！

これを袋に詰めて畑まで運ぶのですが、この時のパインの苗は白っぽい粉をたくさんまとっていて触ると粉が舞うので、私はずっとマスクをつけて作業していたぐらい煙たいです。この粉は、パインの苗がストレスを感じたときに自分の身を守るため保護膜的な役割として粉をまとうのです。生き物って本当に面白いですね。。。

苗を大量にケートラに積んで畑まで運んできました！私たちが苗を取りに行っている間に畑では雑草が生えにくくなるよう、防草シートを敷いてくださっています。防草シートに決められた間隔でパインを埋める為の切り込みを入れていきます。ここまで出来たらやっとパインの植え付けです！

植え付け用のクワを使ってどんどんパインの苗を植えていきます。どの作業もずっとしゃがんだままの姿勢なので、腰や脚がとっても痛くなります。定期的に用もなく立って体を動かさないとやってられませんでした（笑）しかもこの日の気温は29度。真夏ではないだけマシなのですが常に太陽の下、汗がだらだらと止まらなくて倒れるかと思いました。。なかなかのハードワークです。。農産部の方々は、どんな季節も毎日こうやって作業されているのだと思うと、私も仕事はもちろん、日々の生活ももっと丁寧に頑張って生きようとすら思えました。。

とってもしんどかったですが、崎枝農場に行くまでの道も野生のクジャクがたくさんいたり、農場にもいろんな虫や動物、植物がたくさんあって、泥だらけになりながら農作業をして、普段こんなにも自然と戯れることはなかなかないので、すごく心が洗われたような気持ちになりました♪

16過ぎに仕事が終わってからは、一刻も早くシャワーを浴びたい一心で飛ばして家に帰りました（笑）

いつもこのように大変な作業をこなして頂いている農産部の方々、本当にありがとうございます。愛情をもって丹精込めて育てたやえやまファームのパインがこんなに美味しい理由が分かった気がします。今までも美味しかったですが、今回お手伝いさせて頂いて、これから食べるパインはさらに美味しく感じること間違いなしだと思います！

最後に、農産部のアイドル猫ボゴールくんを紹介して終わりにします♪

ボゴールくんは最初愛想がなくトゲトゲしていたので、一番トゲトゲしているパインの品種の「ボゴール」と名付けられましたが、今じゃ人にすぐすり寄ってきてにゃーにゃー鳴くデレデレな猫になってしまったので、改名しないとだめだな、と皆さんで話をされていました（笑）

今回は、農産部を体験させて頂けてとてもいい経験になりました。農産部の方々、ありがとうございました。

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