-
【石垣島特集】いつもサカサを向いているクラゲ・・・!?
みなさんこんにちはー!
営業部の土性です!
本日はみなさんに面白い生き物を紹介します!
こちら!
この砂地の上にいる物体、一体何かわかりますか??
実はこの子、【サカサクラゲ】というクラゲなんです!
その名の通り、通常のクラゲとは違って平らな頭を下にして足が上を向ている、面白いクラゲです。
なぜこのような態勢になっているかというと、このクラゲは体の中に「褐虫藻」という植物プランクトンを飼っているのです。褐虫藻は太陽光などの光エネルギーを利用して光合成を行い、栄養分を作り出します。サカサクラゲはこの褐虫藻から栄養分を得ています。口腕と呼ばれるこの足のようなところにたくさん褐虫藻がいるので、光合成がしやすいように流れの無い浅瀬で逆さを向いているんです。かわいいですよね。(笑)
褐虫藻は、光合成がちゃんと行われていればいるほど褐色になります。なのでこの写真のサカサクラゲはとっても光合成が行われていて元気という事ですね!(笑)
褐虫藻はサンゴなどとも共生しています。近年、石垣島でも問題になっている「サンゴの白化」問題は、褐虫藻は高温に耐えられないため、水温が上がることによってサンゴから褐虫藻がいなくなってしまう現象のことを言います。私が海で泳いでいても白化しているサンゴをよく見かけます。私はサンゴが大好きなのでとても悲しい気持ちになります。。水温が30度を超えた状態が続くとこのような事態になってしまうみたいです。
サカサクラゲに話を戻しますが、近年の新たな研究で相手に触らずに攻撃するサカサクラゲのスゴ技が明らかになりました。2020年2月13日付けで学術誌「Communications Biology」に発表された論文によると、サカサクラゲが放つ粘液の中に、超小型の「毒入り手榴弾」が大量に含まれているらしいです。
サカサクラゲの仲間は、べたつく粘液を大量に放出して、ブラインシュリンプ(アルテミアとも呼ばれる甲殻類)などの小さな獲物を捕らえます。一部の魚はその粘液で死ぬこともあります。さらに、人がサカサクラゲのいる海を泳ぐだけで、露出した皮膚が痒くなったり、ヒリヒリすることがあります。クラゲに触らず、海に入るだけで起きるため、こうした現象は「刺し水」とも言われていて、度を超すと有害であることも知られています。
これらの写真は私が海に行った時に撮ったものなのですが、写真の通り私はサカサクラゲを触りまくっていましたがチクチクもヒリヒリもしませんでした。。このサカサクラゲさんがとっても優しかったのか、または私の肌が強すぎたのか。(笑)
皆さんも石垣島の海に来たら浅瀬でサカサクラゲを探してみてください★
インスタグラムも更新しております!
チェックよろしくお願いします!
↓↓↓↓↓